ついにサシで

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今日はいきなり嫁のお父様から電話は入る。

「飯でも行こう」

のお誘い。

突然のことでキョトンとしている僕に

「大丈夫よ。何も怖いことないから(笑)」

と一言。

あわてて風呂に入って約束の場所に向かう。

4月にはじめて「ぼくら二人の関係を認めた上で」
会っていただいて以来だから もう2ヶ月ぶりだろうか。

はじめての「二人きり」なんだから
僕ももう少し緊張したほうがいいのかもしれないが
申し訳ないくらい 緊張しない(苦)

親父さんも同様に
ぼくには不思議なくらい
なんの違和感も感じないらしい。

そして

「あんたぁ ホルモン治療してるんだか するんだって?
俺からしたら あんたぁ 十分男だけどね。
まあ 詳しくは知らないから あれだけど
俺の娘は ちゃんとあんたのことサポートしてやってるんかね」

と。

「はい。本当によくしてくれています」

と僕。

「そうか。それならいいんだ。いい子だけどワガママな所がある娘だから
あんたぁに迷惑かけてるんじゃないかと思ってね」

「とんでもないです。全然わがままじゃないですよ。
色々我慢してるみたいで、頑張ってますよ」

と。

それから
2時間ほど 色んな話をした。

ぼく以外に 生身のGIDに会ったことはないのか
本当に興味津々な様子で
いろんな質問をしてくれた。

ぜひ近い将来
他の「愉快な仲間たち」 にも
あわせられる機会を作りたいなと思った。

なんだか 普通に過ぎ去った時間だったけど

考えれば考えるほど

僕にとっては全てが

「奇跡」

に近い状況だ。

前回の 嫁+親父さん+僕の 杯でさえ
立派なミラクルなのに

こんなに早々に 嫁のお父様と
サシで飯なんて

実の親父と 一度も杯を交わせなかった僕にとっては
そこらへんの言葉では表せないほど憧れの

シチュエーションでした。

それを叶えてくれたのは まぎれもなく
嫁の 不器用なまでの 「まっすぐで勇気ある行動」
だったんだけど。

あらためて
彼女を大切にしなきゃと思うと同時に

それぞれの「立場」で状況はまちまちだけど
少しづつでも 「僕のこと、GIDのこと、二人のこと」を
理解しようと・受け入れようとしてくれている
彼女のご家族や親族の方も
同じように大切にしないといけないなと。

言葉で言うと安っぽいですが
そんな身の引き締まる一日でした。

photos by keijiro

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