部長。ぼくの卵子で子作りです

| コメント(9)
先週、年始に有給をもらうにあたり、上司と仕事でチャット中 (笑)
"よいお年を! ぼくは子作りに励みます” と書いたら

 \(゜□゜)/


こんな顔をメッセンジャーでされ w 
おもわず 続きはウェブで・・・ と言った手前
詳細をここに書いてみることにしましたー (笑)
ん??けーじろー 子作り?気でもくるったか???
母性に目覚めたか???誰が生むんだ???

やめとけやめとけ。
お前みたいな変態遺伝子を w
この平和な星に残してくれるなーーー!!

とヤジが飛びそうですが
野次といちゃもんを気にしていると 
一回きりの人生が滞るので
 
適度にスルーしてかわしつつ 話を続けます w

まー やるやらない、現実問題は別として
もしやろうとすれば、色々とあるわけですよね。方法が。

昔からぼくのブログを読んでいる方なら
ぼくがアメリカで不妊治療の医療機関で働いていたことを
知っているだろうし
そこで仕事をしていたときは

不妊に悩む夫婦を応援したい!!という気持ちと
養子をもらうなどして 
そこまで自分たちの遺伝子に固執しなくても・・
ほんとうに子供が好きなら誰の子でも育てられるはず・・・・

などなどと
まあ、疑問を抱きつつ働いていたこともあったのだが。。。

そして、今でも、もちろん既にこの世に生を受けて
家族を必要としている子供たちに家庭を。。。
という気持ちに変わりはない。

ただ、僕の中で何が変わったかというと

結局生殖医療を使う、使わないというのも
人それぞれの選択なんだな! と思えるようになったということと
道徳的に許す許さないとか そういうことよりも
"技術の進化でできるかもしれない” ということは
それを選ぶ人も必ず存在するという現実があるだけ。

そこに、実践する人、実践したい人
実践したいけど金銭的、宗教的にできない人
金銭的余裕もあり弊害もなくてもあえてしない人・・・

などなど色々な選択があるわけで

だから

する人はする。
しない人はしない。

ある意味、性同一性障害の治療と似てると思う。

でだ、

色々な選択をする人たちがいるのは 避けて通れない事実なのだから
その上で、できるだけ皆に平等になるように、人権が守られるように
法整備だったり配慮だったりが必要なのかな。。。と思う。

どっちかをいい悪いで排除するより 
様々な選択にある程度備えた社会作り。。。。
が実は一番大切なのかな。。。とか思い始めたわけです。

(今、Toyotaカップサッカーのレッズとセパハンのサッカーの
試合を見ながら書いているので文面めちゃめちゃです w)

で、例えばですけど
男性同士のカップル(身体的に)の場合
母体も卵子もないわけだから
代理母も卵子提供者も探さなくては子供ができないけれど(1000万円とかね)

体が女性同士だと
いずれかが精子バンクから精子をもらって人工授精か(何十万もかからない)

もっと凝る(変な言い方だけど)と
片方の卵子を排卵誘発剤で取り出して
体外で精子バンクの精子と受精させて
できた受精卵を もう一人の体に戻してその人が生む。。。(200万とかかな)

という、まあ遺伝子情報は取り出した卵子と精子バンクだけど
それを生むのはもう一人の女性ということで
生みの親にはなれるし へその緒でつながってもいるわけです。

多分 二人の子。。。って感じは一番すると思う。
自己満足っちゃ自己満足だけど。

こう説明すると 複雑極まりないですが
あくまで一つの可能性として ここで説明しています。

ここでは良い悪いの判断はなしとして
人間の本能?欲求?を満たすための医療技術の進歩が故に
できるかもしれないという事実だけで書いています。

で、本題です ^^

もし、もしですよ。金銭的に、状況的に許されたとして
ぼくと彼女が子供を作る試みをするとします。

今の法律では、戸籍変更前の僕は女性なので
同姓同士で配偶者間にはならないので
すべてのプロセスは海外で行われることになるでしょう。
そして、生まれた子供は、生んだ方の私生児という扱いになると思います。

もしも僕らがやる場合

ぼく ⇒ 卵子を提供
精子 ⇒ 精子バンクから
嫁 ⇒ 上記の掛け合わせからできた受精卵で生む、つまり代理母

という可能性があるわけです。

この時、もし嫁に男兄弟がいれば
精子バンクでなく、彼女の兄弟の精子をもらうのが
一番遺伝子学的には ぼくらの子供に近い赤ちゃんになるはずです。

が、嫁も僕も一人っ子なので これはないですね。
(残念!!!)

ちなにみ、こういうことは アメリカなどでは
レズビアンカップルでは行われています。
卵子提供費用と代理母費用は不要なので
排卵誘発剤等の薬代と、医療費、そして精子バンク(安いです!!)
だけですみます。
また、こういった医療行為には
それ専用のローンもおりるらしいので現実的です。

ただ、レズビアンカップルの場合、体が女性であることに
違和感はなく、自分が出産してOKとか、それぞれ
おのおの作りましょう!ということであれば
精子バンクからの人口受精だけですみます。

ただし、ぼく(一応FTM、性同一性障害疑惑あり)の場合、
自分が出産するのはあり得ないというのと
もしぼくが生んだ場合は、子持ちになってしまうので
今の法律上、将来治療をしても戸籍変更ができなくなってしまうことを考えれば
ぼくが子供を生むのは賢明ではない。
というか、多分法律以前に生理的に無理なんだと思うけど。
(現在子供がいる性同一性障害の人は、戸籍変更が認められてません。
が、この法律どうなん?というのは今日は置いといて。。。。)

サッカーを見ながら なんのまとまりもなく
バーっとここまで書いてみましたが

実は、昨日の日経新聞に(12月9日)、
大変興味のある記事があったからなのです。

それは、

人工授精など生殖補助医療
"子に真実を告げて” 厚労省初のガイドブック


というものなのですが

まあ、日本だけに関わらず (特に日本かもしれないけど)

戸籍上結婚している性別が男と女の夫婦以外の間に
生まれた子供。。。。。

というのは、長い間、そして今も

隠したい・後ろめたい何か。。。というものがついてまわっている。

それは

・不倫の子
・兄弟、親子間の子
・連れ子
・異母兄弟、異父兄弟
などなど。。。

それはどこかに、子供というものは
戸籍上の夫婦間に生まれるのが一番正しく
一番幸せな姿だ、健全だ
 

という、実はそこまで根拠はないけど誰もが信じて止まない”理論”(空想?)
が根底にあるからだろう。

英語のラジオなどでは、よく議題にのぼっているが

同姓カップルでは子供はまともに育たないとか
人工授精で生まれた子はまっすぐ育たないとか
片親の子は両親がいる子に比べうんぬんとか。。。。

などなど、まあ色んな考えや意見があるが、

しかし 現実はどうだろう。

答えは意外と簡単で、

そう、一概に言えないということ。
答えは一つではないということ。

片親でも人工授精でも両親がレズビアンでも
超幸せなだと思っている子もいれば
金も両親もいてなんら不自由なくても
決して幸せでないと思っている子もいる。

ただ、いえることは

不倫だろうが 望まれようが 望まれなかろうが
親子間だろうが 親戚兄弟間だろうが
人口受精だろうが 海外での体外受精だろうが
何人目の旦那だろうが奥さんだろうが。。。。

生める人は生むかもしれないし 生まないかもしれないし
生めない人は生めないけれど 何か別の方法をとるかもしれないし

生まれてくるものは生まれてくる。

そして

生まれてきた子に罪はない。

それだけ。

どんな理由、形、境遇で生まれてきた子だったとしても 

その子が

"僕は望まれて生まれてないんだ。。。” 
”わたしは正しい形で生まれてこなかった”


と思わせてしまっているとすれば

僕が唯一 それを 

 

だといいたい。

何も悪くない子どもに 謂れのない罪悪感を
つまり罪があたかもあるように背負わせているのだ。

理想論やあるべき論を押し付けている
社会全体なのではないだろうか。

もしも”あるべき理想論” に該当せずに生まれた子が
非行や自殺に追い込まれたとしたら それは、
不倫の子だからとか 人工授精の子だからとか
連れ子だからとか 養子だからとかではなく

戸籍上の夫婦間の間に生まれるのが理想的な姿で
それ以外のパターンはそれ以下


と言わんばかりの法律や社会のあり方、
そして、そういうものによって植えつけられた
大人たちの価値観やものさしが原因ではないだろうか。

法律やモラルを無視しろとは言わない。
でも、一番大事なのは

生まれてくる子の人権なのではないだろうか。


どんな法律を作ったって
どんな理想話を作ったって

多様化に歯止めはかからないし
かける必要もないのかもしれない

だからこそ 守らなくてはいけないのは

どんな家庭、境遇、状況下で生まれた子供にせよ
平等の人権があるべきということではないかと思う。

(話が暴走したが 浦和レッズが勝ったので乾杯!)

つまり

今まで "親” たちが 隠そうとしてきた事実だったりが
実は 隠すことで余計に子供たちにストレスを与え
別に不幸でもなんでもないことを不幸だと思わせ
その結果、まるでその子が、何か悪いことでもしたかのような
自分の存在自体さえも否定的になる原因を作る。

今まで、もう少し大きくなったら話そうとか
バレずにすんだら そのまますごそう・・・と思ってたことを
なんらかのひょうしに知らされたり
知ってしまったほうとすれば

知った内容の真実より

それまで隠されてたことが受け入れられない

そう思う。

隠されていたということ = 隠さなくてはならなかったこと = いけないこと


という方程式を生んでいる。

もしも生まれたときから
きちんと説明されていたら 
飲み込めるタイミングや飲み込める度合いに差はあれど
それはおのおののペースで行えばいいわけで

衝撃の事実

には少なくともならないのだ。

もしも良かれと思って

・あなたのお父さんは 実は違う男の人なの
  とか
・あなたのお姉さんは実は養子なの 
  とか
・あなたは実はうちの子じゃないの
  とか

生まれてからずっと隠されていて
突然、20歳になったからOK とか勝手な親の思い込み都合で
そろそろ・・・・と切り出されたら
そりゃあ 今まで信じてきたことすべてが嘘に思えて
何だか裏切られた気持ちになるだろうし
もし市役所で偶然発見したとしても そうだろう。。。。
一生だますつもりだったのかと。。。失望絶望を味わうだろう。

もちろん子のことを思って良かれと思ってやっているのだろうけど
それは ほんとうに

よかれ  でしかななく
ちっとも 
よかれじゃない 可能性のほうが大きい。

まあ、、、
これは今だから、今のご時世だから言えることかもしれないから
このへんにしておくが(笑)
僕が見つけた新聞に書いてあったガイドブックにには

タイトルに
 
”話してやってください。あなたの子供の大事な物語を”

とあり、内容は
”事実より、お前が生まれてうれしい、幸せだという真実が大事” 
ということを
子供が小さいうちに伝えて欲しいということだ。

いかに 隠す という行為自体が
その物事をまるで 悪い ことに仕立て上げてしまうということではにだろうか。

このガイドブックは 別に理想だけをものがたっているわけではない。
海外など事例な豊富なところから 多くの事例を引用し
告知の必要性や、子供の年代別の対応を読みやすく
まとめているのが特徴だ。(まだ僕も読んでないけど(苦笑))

実際、第三者の精子を使った人工授精は 実に60年近い歴史があり
この技術によって生まれた子は 1万人以上いるとされている。

今までは本人に秘密にする というのが慣習だったが
偶然知った子供たちは アイデンティティーの喪失に苦しむなど
の事実がわかってきた。

そして皆、後になって知るほうがショックは大きいと証言している。

しかし
真実を隠されていたことによる動揺やショックの可能性の方が大きいのに
人工授精の子だから動揺し、ショック。。と
本人でさえ勘違いしているケースも大いに考えられる。

"子供は意外と早くから気づくもので、疑いを持ち続けるのもつらいし
親も隠し続けることで苦しむ。告知しないことを是としている医療者にまずは読んで欲しい。。。”
と厚生労働省の理事長は語っている。

仕事中に新聞でたまたま見つけた記事だったけど
なんともタイムリーというか
思わずクリッピングしてもってかえって来てしまいました。

ネットにも参照記事があったので以下引用しますね。
色々な考えがあると思うけど、政府としてきちんと対応しようという姿勢には
一票入れさせていただきたいと思いました^^

次は、ぜひ結婚でなくても、パートナーシップ制度を作っていただいて
せめて、一緒に住宅ローンが組めたり
保険の受取人にパートナーを指定できたり
そのあたりは早めに対策とって欲しいですな。。。と思います。(切実)

以下引用です~

2007年12月08日

精子や卵子の提供で生まれた子に、親はどうすればその事実を告げられるのか-。生殖補助医療が進み子どもの「出自を知る権利」が注目される中、告知に悩む親やこれから治療を受けようとする夫婦のための初のガイドブックを、厚生労働省研究班が8日までに作成した。

タイトルは「話してやってください あなたの子どもの大事な物語を」。執筆した家庭養護促進協会の岩崎美枝子理事は「事実よりも、お前が生まれてうれしい、幸せだという『真実』が大事。子どもが小さいうちに伝えてほしい」と話している。 

第三者の精子を使った人工授精(AID)は60年近い歴史があり、この技術で生まれた子は1万人以上いるとされる。本人や周囲に秘密にするのが普通だったが、近年、成人した子が偶然事実を知ってアイデンティティーの喪失などに苦しむ実態が分かってきた。

 AIDで生まれた20代後半の女性は「自分の土台が信じていたものと違い、その上に積み上げてきたものが崩れてしまった。後になって知るほどショックは大 きい」と証言している。厚労省の生殖補助医療部会も2003年4月、子どもの出自を知る権利を明確に認めたが、現実的には告知への抵抗感は依然大きい。

このためガイドブックでは、海外の同種の本などから多くの事例を引用し、告知の必要性や、子どもの年代別の対応を読みやすくまとめた。
養子縁組での告知に長くかかわってきた岩崎理事は「子どもは意外と早くから気付くもので、疑いを持ち続けるのはつらい。親も隠し続けることに苦しむ。まだ試作品だが、告知しないことを是としている医療者にまず読んでほしい」としている。(了)

注:問い合わせ先は家庭養護促進協会大阪事務所、06(6762)5239

[時事通信社]
引用元: 生殖補助医療、子に真実を=初の告知ガイドブック作成-厚労省研究班

http://news.toremaga.com/category/detail/details/81409.html

photos by keijiro

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