ダイアナ妃

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ダイアナ妃

久々にテレビを見て泣いた。
今から10年前に交通事故でこの世を去った彼女。

まだエイズが握手で感染すると言われていた時代に
彼女がエイズ患者をたびたび訪問したり
数え切れないほどのスキンシップを
世界中でとってきたことにも感動したし

自らが愛に飢えていて
そして そのことでこころが醜くなったり
執拗な嫉妬にかられたことはあったにせよ

色んな経験やつらい思いもしてきたからこそ
本当のやさしさを人々に与えられる人だったんだと実感。

エイズ患者の方がいっていた

“私たちにはわかるのよ”

といったのが忘れられない。

つまり

表面だけで人道支援をしているか
本当の愛なのかってことだと思うけど
(僕は表面だけでもやってる人は、それはそれで
ある意味尊敬してるけど、今日は番組の主旨として)

だけど、多分番組が意図していないところで
実は僕は一番何かを感じてしまった。

四六時中パパラッチに追われるダイアナ妃。
プライバシーなどもちろんないし
愛する人とレストランで食事をすることさえできない
離婚が成立してからだってパパラッチは容赦ない。
近所の人がたまらず

“彼女をほうっておいてあげて!”

という位、それは執拗なまでの追跡だった。

もしあの交通事故で亡くなっていなかったとしても
あそこまで精神的に追い詰められ
人間らしく生きていくことが不可能なくらい
追跡されたら

心が壊れてしまうのも 時間の問題だったのかもしれない。

立場上 身分上 ある程度は仕方のないことだったにせよ
そんなダイアナ妃の姿を見ていたら

僕がちょっと“男?女?レズ?”と
一瞬変な目で見られるのなんて
大したことじゃないなーと思ってしまった。

いくら

僕はなんと思われても平気です!

ってここでは書いているけど、
僕だって きっと嫁だって
周囲の目が100%気にならないわけではない。

だから、そういうストレスで限界になった日は
いっそカメレオンのように男になって
世間で大多数と言われる男女のカップルになりすまして
その他大勢の中に雲隠れしてしまいたい時もある。

でも、それと同時に
僕がもしこの先治療して 
見た目普通に男になったとしたら

僕の心も彼女の心も落ち着くかもしれないけど

僕らを見ることで

“あ、あそこにもいるんだね!僕たちみたいな人!”

と思ってくれる仲間!?同類?!はすくなくなるだろうし
それによって勇気をもらう人も少なくなるだろうし

今の僕らを見て 一瞬何かを考えたり
“おや?”と気にとめる人もいなくなる。

つまり

大多数派に入ることで、
自分たちは楽になるけど、
またマイノリティーは不可視になっちゃうっていうか・・

まあ なんだか話それたけれども

よくも悪くもあんなに騒がれて
気が狂いそうなくらい追跡されていたダイアナ妃さんを思えば
僕が受ける世間からの奇異の目なんて
大したことねーのかもー
と ちょっと思った。

反面

比べる対象でもないか(笑)ずうずうしいにも程がある!

とも思ったけど。

単純に素直に
すげーと思って 気がついたら涙が出てた。

そして 彼女の意思を継いで
地道な人道支援活動をしている息子たちに
なんだかうれしくなってしまった。

別に僕は普段の生活で
奇異の目にさらされてるともあまり思わないし
近い将来ある程度治療して、
マイノリティーを脱却を目指すの悪くないし
ちょっとしたことでも やっぱり気になっちゃうのも人間だから
そういうの色々あってなんぼだけど、

だけど ああいう強さは見習いたい。

自分に甘えることもなく
誰かを責めることもなく

愛を注いで
愛を感じて

自分自身が みんなの
そして世界の愛になる強さ。

36年間だけど
多分ほかの人が 何百年分もかかるくらいの人を
癒してHappyにしてたんだろうね。

うん。今日は見てよかったこの番組。

photos by keijiro

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