履歴書の性別欄に第3の枠

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履歴書の性別欄に第3の枠

幸い就職が決定している僕は 
日本で履歴書を片手に
性別の欄にある “女”という文字に○をして
女性用のスーツを着て
就職活動をすることは 何とか免れたかが、
この“性別欄”は FTMやMTFに限らず
多くの性別違和を覚える人間や
治療のプロセス中の者 半陰陽の方
また治療を途中でやめた者
男女の枠にとらわれない生き方をしたい者にとって
本当に迷惑な存在でしかない

もちろん 世間一般の大多数の方からすれば
自分の生まれた性別の欄に○をつけるだけなので
意識すらしたことのないことなのだと思うが
少なくとも僕は、 そして少なくとも僕の知っている
何人もの方が、この欄に○をつける時に 少なくとも
多少のストレスを感じ 
できるなら 男と女という選択枠の他に
“その他”や第3の性” などといったものがあれなな。。。。
と思っているのは確かである。

治療をしていて フルタイム僕が男で生きているなら
男に堂々と○をつければ良いのだが
正社員だったり 保険のことがあったり
戸籍の問題だとかあるので
やはり 雇用主に何も言わずに 男に○をつけるわけには
なかなかいかず。

なので 今まで僕は
せめて 男と女の中間あたりに○をつけてみたり
はたまた まるで偶然忘れたかのように見せるために
どっちにも○をつけなかったりもした。

履歴書に限らず 日本社会が様々なアンケートをとる際に
登場する 性別記入の欄
せめて “非回答”の欄を作ったり
“その他”の欄も そろそろ作ってくれたらと
思う今日この頃である。

というのも、

実はここ アメリカでは
履歴書を書く時などは
年齢も性別も書かなくても良いのだ

つまり 見るべきは その個人の能力であり
性別や年齢、国籍などで個人を判断し
人選の要素に含めることは 差別を生むとみなされるためだ

当然、名前を見ただけで 女と判断のつく名前
名字を見ただけで なんとなく どこの国の人間かがわかる名前
高校卒業の年度や職歴で
おおよその年齢は推測可能な人もいるだろうが
基本的にレジュメ(履歴書)は自由に書くことができるし
デザイナーなどは 普通の用紙ではない
お洒落な よもや 工作ですか? といったものを作る人もいる

もちろん企業によっては また特に日系企業などでは
例外もあるだろうし
会社によっては 決まった履歴書を提出させる場合もあるが
少なくとも ここサンフランシスコでは
明らかに女性が 男性用の制服を着ているのも何度も見たし
自分の“性別”というものを 主張しやすい気がする。

日本にいた頃も アルバイトや会社の派遣先を選ぶ時に
極力スカートの制服を着ないで良い所を選んだのは
きっと 僕だけではないと思う。

あまりにも “女子はスカートで当然”といった感覚が
残存する気がするのは僕だけだろうか。
もちろん着たい人もいるだろうから それは良いのだが
せめて “女子にもズボンの選択枠を”と思う。

女は選択の余地なく スカートというのは
もはやセクハラに見えなくもない。
中には 人には見られたくない 傷が足にある人だっているだろうし
体系に自信のない人だっていると思う。

しかし 資本主義の社会。
制服を企業のオリジナリティーといってしまえば仕方がない。
なのでせめて、
少しでも多くの会社や社会全体が
僕等のような“典型にあてはまらない人間”のことや
そのことで苦痛を強いられている人がいるということを
意識してくれたらと思う次第であります。

最近FTMやMTFさんのサイトで見るのだが
バイト先や勤務先が 制服のこをと理解してくれたりする場合も多いと聞く。
これは大変にうれしいことだと思う。

こうした積み重ねが
誰をも排除しない社会作りに
つながっていくのだと思う

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