フェミニストな僕と亭主関白な僕(FTMの矛盾した心の葛藤)

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僕はAB型だ。
世間では八方美人とか二重人格とか言われる血液型だ。

彼女に聞いた所、どうやら八方美人ではないらしいのだが、
言うことが突然180度変わったりすることから二面性は持っているらしい。

つまり、
僕の中には最低でも二人の人間がいるらしい。

その二重な性質の中でも一番自分が自負しているのが、
フェミニストな僕と亭主関白な僕の二人である。

何故突然こんなことを思ったかと言うと、
先日もブログで触れたのだが、
ここ、アメリカのサンフランシスコでは
週末になると日本語のテレビが見れて、
今は細木数子が主演する
“幸せって何だっけ”

を毎週日曜日の夜11時から放送しているのだ。

今現在の僕は、一切細木さんの本を見たり買ったりしていないし、
今後その予定もないのだが、
その番組を見ていていつも思うことがある。

それは細木さんにすごい二面性があることなのだ。

こんなことをド素人の僕が書くのもなんだが、
別に悪い意味で言っているのではない。

何か自分に似ている気がするから書いているのだ。

というのは、
彼女の口からは、男尊女卑的な発言が聞かれたり、
また、保守的な女性像や母親像、女とは こうあるべきだという
意見が頻繁に発言されるのだが、
僕は、その“女はこうあるべき”
“男はこうあるべき”的な
発言を聞くたびに、
ヘドロが出るほど 正直ムカツクし寒気がするのだ。

しかし、彼女がそこまでこういったことにこだわるのは、
もしかして自分がそうではなかったことへの反動なのでは
ないかとも思ってしまう。

そして、さっきまで男尊女卑だったはずの細木さんが、
突然フェミニスト的発言もしたりするのだ。

なんだかしらないが、彼女の中で何かが葛藤しているようにも
見受けられる。

話がそれたが、
何が言いたいかというと、

実は、僕も自分の意見が二つあることを
認めなくてはならないからなのです。

それは、僕が女として生まれてきたという
紛れもない事実がそうさせるのだろうか。。。
なんとかして男と対等に生きて行こうとしていて、
それをなかなかさせてくれない今の男性社会を
強く非難し、社会に出て、
結婚→退社→出産→子育て
というかつての一般的な流れに逆らって
わが道を行く、現代の女性達を
心から応援し、ほんの少しでも男尊女卑があったり、
性差別があることを心から嫌い、なくそうとするフェミニストの僕がいる。

しかし、この恐ろしいまでのアンチ男性社会の自分は、
自分が男として生まれて来れなかった悔しさから
なっているのではないかとも思う。

なぜなら、もし僕が男になれるのなら、
男であったのなら、非常に保守的なところがあるからである。

だから、僕が今の彼女とつきあい始めた頃は、
九州男児顔負けなくらい、いい意味でも悪い意味でも
日本男児ぶっていたし、それが真の男らしさだと思っていた。

これも恐らく、自分が男で生まれて来れなかったが故の、
頑固なまでの亭主関白な、そして日本男児であろうとする自分である。

つまり、女性の社会進出を心から応援し、
シングルマザーや未婚の母、はたまた男性女性も
家事をやり、育児もやる、
そしていかなる場合も性差別をしない社会を
支持する、恐らく“女”としての自分がいると同時に、

自分の彼女には、家庭に入って欲しい、
専業主婦になって欲しい、女は三歩下がってついてくるべきだ、
女は男を建てるべきだ、男は台所にたつべきでない、
男は涙を見せない、女とはこうこうこうすべきだーーーー!

とほざいていた自分がいたのだ。

今となってはそんな風に思っていたことも恥ずかしい限りだし、
今の彼女の しつけ(笑 の甲斐あってか、
僕は今では 家事も炊事も手伝う
とっても(??)理解のある旦那になったと思われるが(爆

それでもやっぱり100% 亭主関白気質がなくなったわけではない。

まあ、別にそれが別に悪いわけではないと思うし、
6年前、僕を好きなってくれた今の彼女は
本人はもうすっかり忘れているみたいだが、
僕を好きになった理由が

“本当の男より男らしい”

からだったらしい。

それに、“こんな古い人会ったことない”
と言っていたくらい、僕はきっと保守的で日本男児風(笑だったんだと思う。

きっとFTMっていうのは、本当の男にはなれないからこそ、
絶対に体も心も男で生まれてこれたやつらには
負けたくないと 皆必死で頑張っているんだと思う。

だから、必然的に、男らしさとは何かと求めて、
そしてそれを求めすぎるが故に、
すこしムキになっていたりする部分もあると思う。
少しでも、女らしいところを見せてしまうのが怖かったんだと思うし、
自分は絶対に男だって証明しなくちゃいけないから、
必死になって男らしさを身に着けるんだと思う。
もちろん全部が作ったものじゃないし、
ほとんどが生まれもったものだとは思うけど、
そこには絶対に無理していた部分もあると思う。
100%の男という、存在しえないものを立証するために。。。

本当は、男も女も
みんな女らしさも男らしさも共有しているはずなのに。。。。

世の中的にも今は料理のできる男が人気だし、
男女は 生物学的に発達仕方の違いはあれど
優劣などないなんていうことは百も承知だから、
僕も今はかなり頭もやわらかくなって 
料理もしたりしている。

だけど、人間そう簡単にはかわらないのかな。。。。

やっぱり古き良き時代の家庭の姿なんていうものも

やっぱりたまに夢みてしまうのだ。

細木さんと共演している徳光さんは
料理もできない とっても保守的っぽい方だ。
正直、そういう男を見ると ムカツク。
そのむかついている自分は、きっと女として
28年間生きている自分、

そしてそういう男を見て、むかついている女の自分のすぐ側で、

俺も男に生まれてたら
料理なんてしない自分が良かったかもと
少しだけど そんな彼にあこがれている自分もいるのだ。

きっと 男の彼に嫉妬しているんだと思う。

つまり

女の僕→すげー革新的
男の僕→すげー保守的


こんな葛藤があるFTMさんとかいませんか~?

photos by keijiro

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